学情は、新型コロナウイルスの感染拡大やテレワークの推奨を受け、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生1200名を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。今回は、「インターンシップの参加方法」に関して調査した。
セミナー・インターンシップへの参加経験は、「オンライン」が「直接訪問」を30.1ポイント上回り、「直接訪問」での参加経験がある学生よりも、「オンライン」の参加経験がある学生のほうが多いことが明らかになった。一方、セミナー・インターンシップ参加により「志望度が上がった」の回答は、「直接訪問」が「オンライン」より10.9ポイント高くなっている。学生からは、「直接のほうが、会社の雰囲気を知ることができた」「仕事内容を体験し、働くイメージを深めることができた」「対面のほうが質問しやすい」などの声が寄せられた。直接訪問のほうが、より企業理解を深めやすいと感じている学生が多いことが分かる。
結果の概要は以下のとおり。
セミナー・インターンシップへの参加経験は、「オンライン」が「直接訪問」を30.1ポイント上回る
セミナー・インターンシップの参加は、「オンラインで参加経験あり」が71.0%で「オンラインでの参加経験なし」29.0%を大きく上回った。一方、「直接訪問で参加経験あり」は40.9%でした。参加経験は「オンライン」が「直接訪問」を30.1ポイント上回る結果となっている。
「直接訪問」でセミナー・インターンシップに参加した学生は、83.9%が「志望度が上がった」と回答。「志望度が上がった」の回答は、「直接訪問」が「オンライン」を10.9ポイント上回る
「オンライン」参加のセミナー・インターンシップでは、参加により「志望度が上がった」が34.3%、「どちらかと言えば上がった」が38.7%となり、73.0%が「志望度が上がった」と回答。「直接訪問」では、「志望度が上がった」が51.3%、「どちらかと言えば上がった」32.6%で、83.9%が「志望度が上がった」と回答している。「直接訪問」のほうが、「オンライン」での参加より「志望度が上がった」の回答が10.9ポイント高くなっている。学生からは、「直接のほうが、社員の雰囲気を知り活発な意見交換ができた」「仕事内容を体験し、働くイメージを深めることができた」「対面のほうが質問しやすい」などの声が寄せられた。直接訪問のほうが、より企業理解を深めやすいと感じている学生が多いことが分かる。
「オンライン」で参加した理由は、「参加希望のセミナー・インターンシップの実施がWebのみ」が最多
「オンライン」でセミナー・インターンシップに参加した理由は、「参加希望のセミナー・インターンシップの実施がWebのみだった」が58.8%で最多だった。次いで「移動時間を節約できる」53.1%、「感染症のリスクなく参加できる」46.9%となった。
「直接訪問」で参加した理由は、「直接訪問のほうが雰囲気が分かるから」が最多
「直接訪問」で参加した理由は、「直接訪問のほうが雰囲気が分かるから」が最多で73.9%、次いで「実際に人事担当と話すことができるから」60.5%、「直接訪問のほうが得られる情報が多いから」46.2%と続く。「参加希望のセミナー・インターンシップの実施が直接訪問のみだった」の回答は27.7%にとどまっており、「直接訪問」のセミナー・インターンシップに参加した学生は、対面だからこそ得られる情報を得るために直接訪問での参加を自身で選択していることが推察される。