フォレスト出版は、書籍『予算ゼロでも最高の人材が採れる まちがえない採用』を12月9日に発売した。著者は、株式会社採用モンスター 代表取締役の鴛海敬子氏。
お金をかければかけるほど「いい人材」は採れなくなる
新しく人材を採用しようとすると、求人媒体に広告を出したり、紹介会社を利用したりするのが王道。しかし、広告出稿や紹介会社経由の採用には、多額の費用がかかる。そうしてお金をかけても、自社とマッチングせず、採用してもすぐに離職されてしまう可能性もある。
ITベンチャー時代に人事担当としてたった1人で1年半に68名を採用、1人当たりの採用単価3万9725円という実績を持つ鴛海氏は、「お金をかければかけるほどいい人材、マッチングする人材は採れなくなる」と述べている。また、ソーシャルメディアの急速な発展により、優秀な人材は、転職市場に出てくる前に紹介や直接応募などで次の職場が決まるケースが増えているとのこと。従来どおりの採用活動では、優秀な人材を採ることが難しくなっているとする。
不採用者すら自社のファンになる、VUCA時代は採用広報の時代
終息の見通しが立たないコロナ禍でも、伸びている企業の採用活動は止まることはない。拡大を狙っている企業ほど、この状況をチャンスと捉え、優秀な人材の採用にコミットしている。業者に丸投げするような従来の採用ではなく、予算をかけなくても、採用活動を通じて自社の良さを社外に伝え、自社のブランディングを強化することで、転職市場に出てくる前の優秀な人材の獲得のみならず、事業を促進させることもできる。それが、今の時代に求められている採用広報の姿であり、企業の本質的な採用力。
同書では、お金をかけずに最高の人材を採用し、自社のブランディングにも貢献する超実践的な採用手法を公開している。
なお、面接官の印象は入社理由の第4位に挙がるという。そこで、間違えない面接ができるようになるため、同書の購入者は特典として、鴛海氏による面接官育成のための人気セミナーを特別に収録した動画を視聴できる。