東京都は「テレワーク緊急強化月間」を設定し、出勤者数の7割削減に向けて、「週3日・社員の6割以上」のテレワーク実施を事業者に強く要請している。今回、緊急事態措置期間中の都内企業のテレワーク実施状況について調査を行い、結果を発表した。
従業員30人以上の都内企業におけるテレワーク導入率は57.1%だった。12月時点の調査(51.4%)に比べると、約6ポイント上昇した。また、従業員規模別に導入率を比較すると、企業規模が大きくなるにつれて、導入率も高くなっていることが分かった。
1月の従業員規模別導入率は次のとおり。
- 300人以上(230社)
- 導入している 76.5%/今後予定あり 2.4%/導入予定なし 21.2%
- 100-299人(107社)
- 導入している 63.6%/今後予定あり 5.6%/導入予定なし 30.8%
- 30-99人(85社)
- 導入している 47.0%/今後予定あり 5.7%/導入予定なし 47.4%
テレワークを実施した社員は平均50.4%と約5割で、緊急事態宣言前の12月時点(51.6%)に比べて、ほぼ横ばいとなった。また、緊急事態宣言期間中のテレワークの実施回数は、週5日が25.0%、週4日が15.5%、週3日が15.0%、週2日が21.0%、週1日が23.5%となっており、週3日以上が約6割を占める結果となった。