双日は、社員一人ひとりが持つ多様なキャリアの志向や働き方へのニーズを実現できる選択肢(仕組み・プラットフォーム)として、新たな取り組みを行うことを発表した。
昨今、労働力不足や働く価値観の変化、兼業・副業といった新たな労働スタイルが浸透し、また外部環境が大きく変わってきている中で、同社では社員がモチベーションを高くし成長を実感しながら仕事ができるように、多様な働き方を実現できる選択肢を増やしていく。加えて、同社にとっての事業機会やオープンイノベーションのきっかけをさらに創出していくために、新たな取り組みを通じた緩やかな双日グループの形成により、現状の事業領域にとらわれない新たな事業機会を増やすことを目指す。
新たな取り組みは次の3つ。
独立・起業支援制度
「独立・起業する社員を支援する制度(独立・起業支援制度)」を導入し、独立・起業を企図する社員のために同社のリソース(資金・情報・ネットワーク)を提供し、事業推進を支援する。加えて、社外で活躍する双日アルムナイメンバーからのアドバイスや資金供給を受けることも計画している。なお、社内ビジネスコンテストとして毎年実施しているHassojitz Projectを通じて発案されたアイデアも、この制度を適用して事業化・独立・起業することが可能。
これにより、同社は独立・起業を目指す個人を含めた全社員の望むキャリアパスを支援するとともに、起業家精神を持ち積極的に挑戦し続ける人材の確保・育成、企業文化の変革を目指す。
双日アルムナイ
退職者同士や双日役職員との人的ネットワークを活用し、ビジネスネットワークを構築するプラットフォームとして「双日アルムナイ」を設立する。
ジョブ型新会社
35歳以上の社員のやりたいことを支援するキャリアプラットフォームとして、ジョブ型雇用の新会社を設立する。このプラットフォームでは、多様なキャリアの選択肢のためにも70歳定年、就業時間・場所の制限なし、副業・起業可能とする新たなキャリアパスを創り出すことを考える。新会社に転籍する社員は、同社で培ったスキル・経験を社内外で活かして価値を提供できる。