プレシャスパートナーズは、2022年度の新卒採用を行う企業を対象に「新卒採用に関する調査」を実施し、186社から回答を得た。回答企業の従業員規模は次のとおり。
2022年度の新卒採用において選考のオンライン対応の状況を尋ねたところ、82.8%が「オンライン対応をしている」と回答した。「これからオンライン対応を行う予定」(8.6%)の回答を合算すると91.4%がオンライン対応を行うという結果になっている。
また、説明会から最終面接までの全ての選考をオンラインで行うかどうかを尋ねたところ、58.1%が「全てをオンラインで行わない」と回答。「オンラインで行う・行う予定」があるのは41.9%という結果になった。
さらに、最終面接の実施方法について尋ねたところ、46.2%が「対面・オンラインを選択制にして実施する」と回答した。45.2%は「対面での実施のみ」、8.6%は「オンラインでの実施のみ」と回答しており、オンラインの活用が進んでも最終面接の実施は対面を希望している企業が多いことが分かる。
2023年度の新卒採用の実施予定を尋ねたところ、74.2%が「実施する」と回答。「検討中」は21%、「実施する予定はない」は4.8%となった。
また、2023年度の新卒採用を「実施する」「検討中」と回答した企業を対象に、新卒採用の開始時期について尋ねたところ、「まだ決めていない」(33.3%)が最多となった。「既に採用活動を終えている」(0.6%)、「現在採用活動を行っている」(18.6%)を合算すると19.2%が既に採用活動を開始しており、さらに「夏のインターンから本格的に開始する」(23.2%)、「秋冬のインターンから本格的に開始する」(9.6%)を合算すると52%が年内に採用活動を開始する予定となっている。
さらに、新卒採用の終了予定時期を尋ねたところ、「通年で続ける予定」(29.4%)が最多となった。「既に採用活動を終えている」(0.6%)、「2021年~2022年の秋冬のインターンシップで終了予定」(1.7%)、「2022年3月までには終了予定」(9%)、「2022年6月までには終了予定」(25.4%)、「2022年10月までには終了予定」(27.1%)を合算すると、63.8%が2022年中に終了予定という結果になった。
新卒採用において課題だと感じることを尋ねたところ、「内定後フォロー」(31.2%)が最多。次いで「採用ターゲット層へのアプローチ方法」(30.1%)、「マッチング」(29%)という結果になった。採用期間が早期化・長期化することで選考中や内定後のフォローに課題を感じているっ企業が多いことがうかがえる。