Another worksは、同社が運営する複業マッチングプラットフォーム「Another works」を「複業クラウド」としてリブランディングした。また、AI技術を活用した4つの新機能を追加し、採用活動のDXを推進する。
従来の採用業務では、採用担当者や人材エージェントが、登用したいポジションに求めるスキルや人材像などを経営者や担当部署へヒアリングし、求人票に可視化するところからがスタートだった。最終的な人材登用までには母集団形成や候補者とのスケジュール調整、人材推薦などの業務も発生。採用担当者の負荷が高いだけでなく、属人的でミスマッチが起こりやすい構造といえる。そこで同社は、採用活動におけるDX推進をサポートすべく、Another worksがこれまで培ったデータや知見と、求人作成時のプロのヒアリング内容や人材推薦ロジックなどを学習したAI技術を活用する「複業クラウド」の提供を開始するに至ったという。
従来搭載していた全てのマッチング機能は引き続き利用が可能。企業は毎月定額料金で、求人を無制限に掲載できるほか、スカウト機能を利用して、複業人材データベースの中から求める人材を探し、無制限に直接アプローチできる。何人マッチングに成功しても、追加の成功報酬や中間手数料などは発生しない。
今回追加された機能は次の4つ。
- ①AIエージェント「Nico」による採用DXサポート
- 独自のマッチングノウハウを学習したAIエージェント「Nico」が、採用業務の効率化をサポート。日々新たに生まれるマッチングデータから学習し、さらに賢くなっていく。
- ②10問程度の質問に回答するだけで瞬時に最適な人材をリストアップ
- Nicoからの簡単な設問に答えるだけで、企業がいま求めている人材の母集団形成が瞬時に行われる。また、その回答を学習し、さらに最適な人材をリコメンドする。
- ③5秒で最適な求人タイトル・求人票が完成
- Nicoが質問への回答内容をもとに、1000を超える魅力的な求人タイトル、900枚を超える画像素材からエントリーが見込める求人を自動生成する。後から編集・カスタマイズも可能。累計4000件以上の複業求人を分析したAIによる求人票を提案する。
- ④複業・業務委託に特化した独自の単価相場表からミスマッチを最大限に軽減
- 累計1万8000名を超える人材、1.5万回を超えるマッチング実績を持つAnother worksによる独自調査と、約500名の登録人材への独自アンケートによる単価相場表を作成。多くの企業が悩む「単価相場」を決める際に活用できる。