HiTTOは、同社の社内向けAIチャットボット「HiTTO(ヒット)」が、ワタミの人事部門に導入されたことを発表した。
ワタミの人事部門には、店舗から定型的な問い合わせが多く寄せられており、事業拡大とともに件数が増加していた。質問の多い領域の担当者は、終日電話対応に追われる日もあり、本来の業務に充てる時間が奪われていた。また、担当者ごとに答えられる内容が異なり、問い合わせ対応が属人化していることも課題としてあった。
その一方で現場では、土日や深夜など人事部門の営業時間外は問い合わせができない、現場内で疑問点を確認した結果、間違った認識で業務を進め、再手続きが必要になるなど、非効率的なケースが散見されていた。
このような状況の中、ワタミの人事部門では問い合わせを減らすことだけではなく、従業員が自己解決できる仕組みや文化を創りたいという想いから、社内チャットボットを2021年3月に導入を検討したという。大手企業の人事部門を中心とした豊富な導入実績があり、支援メニューが充実している点が評価されたとHiTTOは述べている。