OpenStackは、多数の企業が参画して開発が進むクラウド基盤構築ソフトウェア。近年、自社のプライベートクラウドやハイブリッドクラウドの基盤構築のために採用する企業が増えているという。LPI-Japanは、こうしたOpenStackの活用領域の広がりや利用ユーザーの増加により、OpenStackを利用しクラウド環境を構築、運用管理できるスキルを有したエンジニアの育成が急務だとし、OPCEL認定試験を立ち上げた。
試験内容は特定ベンダーがリリースするディストリビューションに依存しないものとなっており、ITエンジニアのスキルの向上に役立つだけでなく、技術力を担保する客観的基準としても活用できると、LPI-Japanは説明する。
また、10月16日に行われた説明会でも、LPI-Japan理事長の成井 弦氏から、実際にOpenStackに触れている技術者でなければ合格できないだろうという、OPCELベータ試験の受験者の声を紹介された。そのため、今回発売された『OPCEL認定試験 OpenStack技術者認定試験対策教科書』では、各サービスの機能と設定方法を解説するほか、実機を使用する演習課題が含まれている。
なお、同書に紙の書籍はなく、EPUB形式の電子書籍のみの販売となっている。価格は800円(270ページ相当)。購入は技術評論社のWebサイトから。