「区分所有オフィス」を主軸に資産形成コンサルティングを行うボルテックスは、有料職業紹介事業の許可証交付を受け、新規事業として「在籍型出向マッチングサービス」を開始することを発表した。
同社は、区分所有オフィスを中心に不動産を活用したソリューションを通じて、顧客の事業継続を財務面からサポートしてきたが、昨今のコロナ禍による企業の人材過不足の問題を受け、顧客の事業継続を人材面からもサポートしたいと考え、在籍型出向マッチングサービスを開始するに至った。
同サービスでは、マッチングから出向期間満了まで、送出企業・受入企業・出向者をトータルでサポートする。他社にない特徴として、出向が決定してから帰任するまでの期間、同社のキャリアコンサルタントによる月次面談を実施。出向者の不安を解消し、就業環境への適応支援を全面的にバックアップする。雇用の確保、社員の成長機会の創出、プロジェクト型の人材活用など、幅広い用途でのサービス活用を想定。また、条件を満たした出向元と出向先の両方または一方に、国からの助成金が受けられる制度がある。この点においても、同社専任のコンサルタントが、複雑な助成金の手続きについてサポートする予定。
今後について、同社は顧客の事業継続性の向上をサポートする上で、財務の課題だけではなく、同サービスを通じて人材の課題も解決できるよう、事業を進めていくとしている。