「SPEEDA」や「NewsPicks」などのビジネス情報・メディア事業を展開するユーザベースは、グループ内副業制度「DIVE」を開始した。これにより所属チームを越えた挑戦ができるようになる。
同社は、共通の価値観であるThe 7 Valuesの「自由主義で行こう」に基づき、キャリアを自らの意志で自由に描くことを大切にしているという。これまでもメンバーが自分自身の働き方をデザインする人事制度や、一人ひとりの能力を発揮するための環境づくりに注力してきた。
その一方で、組織や事業が拡大する中で「興味がある部署や事業に関わってみたい」「他の部署を経験して新しい知識を得たい」というニーズが高まってきていた。そこで、会社としてメンバーの挑戦と成長を後押しする制度として、「DIVE」の運用を開始したという。
「DIVE」はユーザベースグループ内副業制度として、メンバーと会社が業務委託契約を締結し、給与とは別に報酬を得る制度。「新しい環境・挑戦へDiveしよう!」というコンセプトの下、自らの意思で他のチームに飛びこみ経験を積むことができる。キャリアの選択肢を広げたいメンバーと、異なるタレント・視点を取り入れたいチームの双方をマッチさせることにより、お互いのニーズとハピネスを満たすことを目指している。
制度を設計するにあたり重視したポイントは以下の3つ。
- Healthy(健康)- 健全な仕組みで副業を応援する
- 副業の業務時間の報告を必須とするなど、働く時間が過剰にならないよう配慮する仕組みにしている。
- Open(オープン)- チームの垣根を超えてプロジェクトに参加できる
- 国内のエンジニア組織のメンバーを対象に「DIVE」をスタートし、一定の試験導入期間を経て、その後全職種・海外のメンバーへ広げることを検討している。
- Exciting(興奮)- 新たなチームで学習できる
- 他チームのメンバーと仕事を共にすることで、新たな学びを得ることができる。
ユーザベースは「経済情報で、世界を変える」というミッションを達成するため、今後も雇用形態や勤務体系、居住地域などにとらわれない、”ユーザベースらしい働き方”を模索し続けていくとしている。