Smart相談室は、メンタル不調になる前に従業員をサポートするオンラインカウンセリングサービス「Smart相談室」正式版を提供開始した。Smart相談室は、SmartHRの100%子会社。
近年、メンタルヘルス対策が重要視されるようになっている。Smart相談室 代表の藤田康男氏は、自身の体験から、企業から従業員に対するメンタルヘルス対策が、メンタル不調に陥った社員に対する取り組みになっており、メンタル不調者を減らす取り組みになっていないのではないかと考えていたという。
同社がメンタル不調者に対して行ったインタビューでも、メンタル不調者を減らす取り組みが、現在の企業活動の中では機能しにくいことを示す、次のような声が寄せられた。
- メンタル不調者は、当初、なんだかモヤモヤしていた感覚はあったものの、相談するという選択肢が思い浮かばなかった
- 仮に相談しようとしても、会社内の人材には、相談しづらい
- 当初のモヤモヤは、誰にでも当てはまる可能性が高い日常的な内容が大半を占める
- 相談できれば、状況が変わっていたのではないか、と考えている
Smart相談室はこうした状況を鑑み、オンラインカウンセリングの仕組みを活用して、従業員のモヤモヤを解決するサービス。従業員それぞれのモヤモヤ、求めている内容に応じて、カウンセリングからコーチング、研修、ハラスメント窓口の役割を提供する。ハラスメントの被害を受けた従業員が会社を通さず(会社に知られることなく)、匿名で公正中立な立場の専門相談員に相談できるため、ハラスメント窓口設置義務に適応した窓口としても活用が可能。また、SaaSとして提供されるので、パソコンを支給されていない従業員や自宅勤務の従業員もサービスを利用できる。
Smart相談室の料金は、初期費用10万円(税別)、1ユーザーあたり月額400円(税別)。同サービス提供開始を記念して、初期導入費用を0円で提供するサービスを以下の条件で、2021年11月30日まで実施中(状況により変更する場合あり)。
条件
- 2021年11月30日(火)までに契約すること
- 最低1年間の契約をすること
- 新規の契約であること
- 導入事例への協力・ロゴの提供をすること