学情は、20代の仕事観をひも解くことを目的に、「目指したい役職・ポジション」に関して調査し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 対象:転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
- 方法:Webアンケート
- 期間:2022年6月3日~6月12日
- 有効回答数:209名
管理職になりたいと回答した20代は37.8%
「管理職を目指したいですか?」という質問において、「管理職になりたい」「どちらかと言えば管理職になりたい」と回答した20代は37.8%だった。
男女別では、「管理職になりたい」「どちらかと言えば管理職になりたい」と回答した割合が、男性は42.2%、女性は31.6%となった。管理職を目指したいと回答した20代からは「裁量を持って働きたい」「社会や組織に貢献していくために、より責任のある立場で仕事をしたい」「キャリアアップを目指すことは、働く上でのモチベーションにもなる」などの声が寄せられた。一方、「まずは最初のステップとして、主任や係長を目指したい」「現時点では管理職は目指していないものの、役職を1つずつ上げていくなかで、ゆくゆくは挑戦してみたい」といった声も上がっており、1つずつステップを上がっていきたいという意向もうかがえる。
目指したい役職は「主任・係長」が最多
目指したい役職は「主任・係長」が44.5%で最多。次いで、「役員」19.1%、「課長」17.2%と続いた。「主任・係長」と回答した20代からは、「マネジメントよりも、現場の仕事が向いていると思う」「管理職よりも専門職を目指したい」「スキルを磨き、専門職としてキャリアを形成していきたい」といった声が寄せられた。専門性を持つ人材にとって魅力的な職場になるためには、マネジメント以外のキャリアパスも用意することが求められているといえる。
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