学情は、20代の仕事観や働く意識をひも解くために、「年収」に関して調査し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査期間:2022年9月28日~10月12日
- 調査対象:20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」・Webメディア「20代の働き方研究所」の来訪者)
- 有効回答数:355名
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
20代の理想の年収は「301~400万円」が最多、次いで「401~500万円」
20代の理想の年収は、「301~400万円」が27.6%で最多だった。次いで、「401~500万円」23.4%、「501~600万円」15.2%となった。
20代が転職で実現したい希望年収は「301~400万円」が最多、理想の年収よりも10.7ポイント増
転職で実現したい希望年収は、「301~400万円」が38.3%で最多。理想の年収と比較すると、「301~400万円」の回答は10.7ポイント増加した。理想の年収は「~400万円」と回答した割合が35.2%なのに対し、希望年収は「~400万円」の回答が54.6%となった。
現在の年収別で見ると、年収が「201~300万円」の20代の希望年収は、「301~400万円」が59.4%で最多だった。
現在の年収が「301~400万円」の20代の希望年収は、「401~500万円」が35.7%で最多、次いで「301~400万円」31.6%となった。
また、現在の年収が「401~500万円」の20代の希望年収は、「501~600万円」が46.9%で最多だった。
転職において、200万・300万円の規模で年収を上げることを希望する20代は少なく、数十万~最大100万円の年収アップを希望する人が多いことが分かった。「仕事内容と給与のバランスが取れていることが大切」「現在の年収との差が大きいと、期待に応えられないのではないかと不安に思う」といった声が寄せられた。
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