HRマネジメントは、生成AIと量子コンピューターの技術を持つKandaQuantumと共同で、AI技術(GPT-4)を活用して人事プロセスと意思決定を最適化し、組織の生産性を高めるための実証実験を開始したと発表した。
人事プロセスにおけるAI活用は、次のような点で組織の生産性向上に貢献することが見込まれる。
- 求人票作成やスクリーニングなど、労働力の確保に関わる様々なタスクをAIが効率化
- 学習者の回答を自動的に評価し、AIが間違いや課題点を指摘することで、学習効果を最大化
- 音声やアップロードされた音声ファイルから、要約して議事録をAIが作成
- 文章から適切な返信メールの文章をAIが作成
- AIチャットボットによる問い合わせ対応の改善
KandaQuantumは、ビジネス向け生成AI SaaS「CalqWorks」と社内広報プラットフォーム「SHANOIRO」を提供。CalqWorksは22のAIツールを備えており、人事領域においては次のAIツールが使用されるという。
- CalqTalk/CalqTalk+:音声やアップロードされた音声ファイルから議事録をAIが作成
- CalqMail/CalqMail+:文章から適切な返信メールの文章をAIが作成
- CalqHR:求人票や履歴書の作成をAIが支援
- HRScore:人事評価をAIが支援
また、SHANOIROは、ポータルサイト「SHANOIROクラウド」と16個のコンテンツを通じて、自社ビジョンの浸透を後押しする。16個のコンテンツには人事運用のノウハウが適用されているといい、中小企業が悩んでいたコンテンツづくりまで伴走する。
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