ウォンテッドリーは、同社が運営するビジネスSNS「Wantedly」をデンソーが導入したと発表した。デンソーは、7月より企業ページを公開している。
Wantedlyは、働く人が共感を通じて「であい」「つながり」「つながりを深める」ためのビジネスSNSで、採用活動では、給与や福利厚生などの条件だけではなく、会社と個人が双方の想いを発信することで、共感を軸にマッチングできる点が特徴だという。
デンソー 人事部採用室 キャリア採用課 塩田聖子氏は次のようにコメントしている。
デンソーは、「『環境』と『安心』で社会に貢献し、共感される企業を目指す、世界に、新しい“できる”を実現していく」を目指しています。私たちは、この目標の実現に向けて、新しい専門性や経験を持つ人材を求めています。
当社では、IT領域のスキルを持つ方々が活躍できる場を広くご用意しておりますが、なかなかIT職の方々の転職先として、当社が想起されにくいことに課題を感じていました。採用エージェントも活用していますが、より多くのIT職の方々に当社の情報を届けたいと考えていた際に、Wantedlyの存在を知りました。
Wantedlyは、IT職をはじめ、多彩なキャリアを持つ方々が利用していることに興味を持ちました。実際に同サービスの営業担当の方にお話を聞いていく中で、Wantedlyは年収や福利厚生といった条件面を掲載しない形式であること、さらには「共感」を軸に、働き手の方と出会えることを知り、魅力を感じました。当社では、社内社外、お客様・パートナー様など、社員自らが共感する仲間を増やしていけるカルチャーの醸成を図っており、「共感採用」という部分には親和性を感じました。
Wantedlyは当社の現状の採用課題を解決しうるプラットフォームであること、また「共感を通じて仲間を増やす」といった当社のカルチャーにフィットしていると感じ、今回の導入を決定しました。
導入後、まずは、ITエンジニア開発のプロジェクトにおいて、テックリードを担っていただく「ソフトウェアエンジニア」の募集を行う予定です。今後は、同職種以外の募集記事の掲出も検討していきたいと考えています。Wantedlyを通じて、当社が目指しているものや価値観に共感していただける方々と出会えることを楽しみにしています。
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