IPAの産業サイバーセキュリティセンターは、セキュリティ対策を経営の課題として捕らえ、推進できるセキュリティ人材の育成を目的にした組織。今年の4月1日に発足し、人材育成事業として教育プログラムを提供している。
産業サイバーセキュリティセンターが提供するのは、1年程度にわたるトレーニングを実施する「中核人材育成プログラム(仮称)と「短期プログラム」の2つ。今回は、CEOやCIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)、CISO(Chief Information Security Officer:最高情報セキュリティ責任者)、部門長など、セキュリティ対策の統括責任者に向けた短期プログラムの提供が発表された。
セッションは「トレーニングセッション」と「ウォーゲーム・セッション」の2つに分かれており、14時間かけて次の内容を取り上げる。
トレーニングセッションでは、「重要インフラ事業者の脅威や防御の学習」「組織およびビジネスに与える影響に関する討議」「監督省庁や関係者とのサイバーセキュリティリスクと対策にかかわるコミュニケーションやコラボレーションのあり方」などを学ぶ。
ウォー・ゲームセッションでは、シナリオに基づいた実践演習を行う。実習を通して、効率的効果的なインシデント対応や管理について学ぶ。
開催概要は次のとおり。
日時 | 7月14日(金)10:00〜18:00、7月15日(土)9:00〜17:00 |
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会場 | IPA(東京・文京グリーンコート内) |
定員 | 30名 |
受講費 | 30万円(税込み、事前資料とテキスト代含む) |
申し込み | こちらでカリキュラムなどを参照のうえ、申し込み方法を確認 |
なお、この短期プログラムは今回の実施のほか、2018年3月末までに2回(秋・冬それぞれ1回)の実施を予定している。