伊藤忠テクノソリューションズは、SAPジャパンと共同でクラウド型の統合人材管理プラットフォームを構築し、伊藤忠商事に提供したと発表した。
伊藤忠商事では、人的資本の充実を目指し、社員1人ひとりの能力の最大化を図るために、人事情報の一元管理を実現する人材管理プラットフォームの構築を検討していたという。
今回構築したのは、SAP社が提供するクラウドベースの人材管理ソリューション「SAP SuccessFactors」およびクラウド型アプリケーション開発ソリューションの「SAP Business Technology Platform」をベースに、外部SaaSサービスと連携した拡張性の高い人材管理プラットフォーム。
従来はオンプレミスにて利用されていたシステムをクラウド上に構築したことで、自社でのインフラ基盤や機器の運用業務の負担軽減にもつながっているという。
また、複雑なデータパターンとなる人事発令や組織改編の業務、運用負荷が高い年末調整、運賃改定に伴う交通費管理などは、SAP製品の標準機能を活かしたうえでの開発を可能にするSAP Business Technology Platform上で機能拡張を行い、外部SaaSサービスと連携することによって実現したと同社は述べている。
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