リ・カレントは、東京都在住の20代420名を対象に「働く」に関する意識調査を行った。
結果のサマリーは次のとおり。
- 直近一年間で「仕事をやめたい」と考えた回答者は全体の4割超え
- 「仕事をやめたい」と考えた回答者の半数が「職場に相談せず」
- 仕事をやめたい理由1位は「自分には向いていないため」
- 「自分は職場に迷惑をかけている」と感じている人は全体の3割強に
- 自分の仕事は「自分よりもっとうまくやれる人がいる」と感じている人は全体の4割強
以上の結果を踏まえ、同社は次のように解説している。
「『仕事をやめたい』を直近1年間で考えたことがある若手社員が全体の4割を超え、さらにそのことを職場に相談した人は2分の1程度にとどまっています。また、『職場に迷惑をかけている』『自分の仕事は自分よりもっとうまくやれる人がいる』という感覚を持つ若手社員が、いずれも一定の割合を占める結果となりました。
『仕事をやめたい』理由の1位となった『自分には向いていない』と合わせて、若手社員の自己効力感の低さが浮き彫りになっていると考えられます。
人材の流動化がトレンドとなる昨今、これまで以上に『転職は当たり前』の世界で生きる若手社員が、それゆえに『今の職場で働いていてよいのか』『自分には向いていないのではないか』と、答えも一般値もない新時代のキャリアの中で迷っている様子が、調査結果から見えてきます」
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:東京都在住の20代 420名
- 調査期間:2024年2月上旬
- 調査方法:選択回答及び自由回答式インターネット調査
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