EdWorksは、20代のビジネスパーソンに対して、昇進と成長意欲に関する意識調査を行った。
会社・組織で昇進したい若手ビジネスパーソンは約4割
20代の若手ビジネスパーソンに対して「会社・組織で昇進したいと思うか」と尋ねたところ、「とてもそう思う」(17%)、「それなりに思う」(24%)の計4割が会社・組織で昇進したいと回答した。
昇進への意欲の違いで、上司や先輩からのアドバイスの受け止め方に差
次に、昇進に意欲的なグループと昇進に意欲的でないグループに分け、自己投資の考え方や自己成長につなげる意識の持ち方に違いがあるのかを調べた。
まず、プライベートの時間を充てて学習したいと思うかと質問したところ、全体では3割が「とても思う」「それなりに思う」と回答した。次に昇進に意欲的なグループと意欲的でないグループ別で集計したところ、昇進に意欲的なグループはプライベートの時間を学習に充てたいと思う割合が63.8%であったのに対し、昇進に意欲的でないグループは16.1%であった。
また、上司や先輩から成長の糧となるアドバイスをもらえているかと聞いたところ、昇進に意欲的なグループの75.1%が「とてももらえている」「それなりにもらえている」と回答した。一方で、昇進に意欲的でないグループは27.1%にとどまった。
昇進に意欲的なグループの5割は自分の成長に不安や焦りを感じている
自己の成長に関する不安や焦りを聞いたところ、昇進に意欲的なグループは53.8%であったのに対し、昇進に意欲的でないグループは26.3%であった。昇進に意欲的な人のほうが、不安や焦りを感じている割合が高い結果となった。
最後に、同僚や友人の給料や昇格の状況は気になるかと質問した。昇進に意欲的なグループの72.5%が気にしていると回答。昇進に意欲的でないグループは23.7%で、意欲的なグループはそうでないグループに比べて約3倍の人が同僚や友人の給料や昇格の状況を気にしていることが分かった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- サンプル数:201名
- 調査期間:2024年1月5日
- 調査方法:インターネットリサーチ
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