カオナビは、新サービス「カオナビ労務」をリリースした。同社が提供するタレントマネジメントシステム「カオナビ」と連携することで、人材管理、人事評価、タレントマネジメント、労務手続きなどを一元管理できるようになる。
同社はこれまで、タレントマネジメントシステム カオナビにおいて、人材に関わるすべての情報を一元化し、管理・活用することが重要であるとの考えから、人事関連システムを提供する各社と連携を進めてきた。
今回は、カオナビのユーザーから「労務とタレントマネジメント領域の情報を一元化したい」という要望か多く寄せられたことをきっかけに、カオナビグループのワークスタイルテックとともに、労務管理サービス「カオナビ労務」をリリース。
同サービスでは、入社手続き、年末調整、給与明細、電子申請の4つの労務管理業務をペーパーレスで完結できる。書類のやり取りに伴う煩雑な業務を削減するとともに、使いやすい操作性が強みだという。
また、すべての機能をスマホで完結できるのも特徴の1つ。会社貸与のPCやメールアドレスがなくても、入社前手続きを行える。さらに、オールインワンパッケージでなく、欲しい機能だけを導入できるため、コストを抑えられる点もポイントだと同社は述べている。
3月6日に行われたメディア向け説明会では、株式会社カオナビ アカウント本部 越智将太氏が同サービスを紹介。次のように意気込みを語った。
「会社としてマルチプロダクトに挑戦するのは初めてですが、カオナビ労務を通して新しい価値を顧客に提供できることに手ごたえを感じています。これからは、市場の声を聞いて、いかに良いものを早くつくって提供するか、それをタレントマネジメントにどうつなげていくのかといった視点を大切に、プロダクトを成長させたいと思います」(越智氏)
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