テックタッチは、企業向けの生成AI活用プラットフォーム「Techtouch AI Hub」(テックタッチエーアイハブ)β版をリリースした。
Techtouch AI Hubは、業務システムなど、Webブラウザ上のあらゆるページにシームレスに生成AIを組み込み、従業員の業務効率化とAI教育を実現できるサービス。ユーザーの利用状況を可視化する管理・分析機能も備えているという。
同サービスの機能と特徴は次のとおり。
- 生成AI活用支援
- 利用中の業務システムや閲覧ページの情報から作業内容を判断し、業務に合わせたLLMとの対話を促す。プロンプトにより、社内規定へのチェックやメールの自動要約、顧客からの問い合わせへの回答自動作成、校正、業務システムへの自動入力、ワークフローの自動作成、顧客の声分析、マーケティング、人事評価、契約書作成や経理業務自動化など、あらゆる業務を効率化できる。
- 利用可能モデル(2024年3月時点)
- GPT-4 turbo/GPT-4/GPT-3.5 turbo
- 実装支援
- 生成AIで効率化したい業務、現状の業務の課題分析やAI活用アイデアの提示などを、同社のコンサルタントが支援する。AIのビジネス活用では、プロンプト作成後に継続的に改善し続けることが重要だという。また、生成AIを効率的に使用するために、言語モデルへの命令を開発・最適化することが必要だが、これらの人材が社内にいない場合でも同社のプロンプトエンジニアが支援する。
- 管理/分析機能
- 社内AI活用推進者のアイデアをスピーディに実装して効果測定を行えるほか、有効活用しているユーザーの利用パターンを分析・特定して全社に展開するための分析機能を搭載している。
- ノーコードのエディター
- 直感的なノーコードエディター機能を通じて、各アプリケーションを簡単に作成・編集できる管理画面を提供。同エディターを使用することで、法人のAI活用担当者は、その法人独自の業務内容や独自の規定に合わせて運用できる。
- 高セキュリティ
- メンバー管理・権限管理、監査ログ対応、シングルサインオンなど、大企業向けの導入実績が豊富な事業で培ったセキュリティ要件を備えている。
なお、対象企業は自社用の生成AI基盤構築済みの企業としている。
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