プログラミングスキルが少しでもあれば内定率はぐんと上がるのではないか
――エンジニア職種専門のインターンシップ紹介に絞って展開しようと考えた背景を、まずお聞かせいただけますか。
猪俣知明氏(以下、猪俣):当社では、早くから新卒に特化した人材紹介を手がけてきました。当時からSIerや開発系の企業は、プログラミング経験のない文系の学生でも、本人がやる気さえあれば採用していました。率直に言って、人手が足りないので、あえてハードルを下げて採用しているのが実情でした。
こうした状況から、「少しでもプログラミングのスキルなどが学生にあれば、内定率はぐんと上がるのではないか」と気づいたんです。そこで、2016年から対象をITエンジニアに絞り込んだエンジニアインターンとエンジニア就活という、2つのWebサイトをスタートさせました。
また、採用する企業側も、エンジニアの中途採用が非常に難しくなってきているだけに、「新卒でも、最初からエンジニアのスキルが見込める人材を採用しよう」という動きを見せ始めています。エンジニアインターンとエンジニア就活の立ち上げには、そうした業界からの要請に応えるという目的もありました。