企業も学生も、インターンシップへの関心が急速に上昇中
――JEEKは幅広い職種や業種のインターンシップを扱っていますが、企業側のインターンシップ全体の動向や特徴についての近況をお聞かせいただけますか。
まず、長期インターンシップの求人案件が増えています。近年では短期インターンシップの求人が増えていると騒がれていますが、長期インターンシップの求人も急速に増えてきています。この2~3年で長期インターンシップの求人は弊社で取り扱っているものだけでも5倍以上になりました。
また、多様な目的での導入も目立ちます。日本にインターンシップが導入された2000年代前半は、基本的に無給で期間の長期・短期も決められていなかったのですが、近年では「新卒採用」「戦力」「社内活性」など明確に理由付けされたインターンシップが増えてきています。
さらに、短期・長期のインターンシップそれぞれでも変化があります。たとえば、短期インターンシップについては、もともと一部の外資系企業やIT企業が採用活動を目的として行っていたのですが、近年では東証一部に上場するような大きな会社から、ベンチャー企業様まで幅広い企業様が導入を始めています。
長期インターンシップについては「安い労働力」として無給にて行うものが主流だったのが、この2~3年ほどで無給インターンシップから有給インターンシップへと変化していきました。これには参加する学生数・企業数が増えたこと、私どもをはじめとする紹介側の企業が「有給インターンシップにしましょう」と声をかけてきたことが背景にあります。
さらにこの1~2年では、IT企業以外の導入企業が、短期・長期ともに増えてきており、着実にインターンシップが定着してきているのを感じます。
――学生側の動きには、特徴的な変化はありますか。