Skillnoteは、同社の「Skillnote スキルマネジメントシステム」に、従業員の育成や成長に関わる情報を直観的に把握できる「個人カルテ」機能を追加し、有償オプションとして提供を開始した。また、組織の人材構成を職種や職務ごとの習熟度別に可視化する「キャリアマップ」機能を6月以降、リリース予定という。
現在、新規学卒者のうち製造業に就職する割合が20年間で半減。さらに製品の高度化・複雑化が進む中、多くの現場で若手・中堅技術者の育成スピードが、団塊世代などの退職に追いつかなくなっている。加えて、技術者自身の意識も変化し、成長の見通しが持てない職場からは、優秀な人材ほど離れていくリスクがある。
こうした課題に対し、育成管理の現場では今も「紙・Excel・上司の記憶」に頼った属人的な運用が続いているケースが少なくない。この課題の打開策として、Skillnote スキルマネジメントシステムは「個人カルテ」「キャリアマップ」という2つの新機能を追加する。
個人カルテは、従業員が積み重ねてきたスキルや経験といった情報を簡単かつ、直感的に把握可能にすることで、管理職が従業員の主体的な成長のために具体的なサポートができる環境を実現する。またキャリアマップは、組織や職場の従業員別に、職種や職務単位でどの程度に習熟しているかを明らかにし、計画的な育成や業務へのアサインを可能にする。
個人カルテの特徴
- 従業員の育成や成長に関わる情報が1箇所に集約
- 従業員ごとの保有スキルや目指すキャリアに対する現在地、目標設定と評価を管理する目標シート、これまでの業務経歴などの情報にワンクリックでアクセス可能。個人面談や目標設定・評価時に、管理職と従業員で現状を簡単に把握できる。また、異動した従業員のスキルや経験についても、データとして引き継ぐため、スムーズな立ち上がりを実現する。
- レーダーチャートで視覚的に強み・弱みを可視化
- 製造業の技術・技能部門では、管理スキルが100を超えることも多く、どのスキルを伸ばすべきか直感的に把握することが困難。レーダーチャートにより各スキルの習熟度を可視化し、管理職と従業員が同じ画面を見ながら、「次はここを伸ばそう」と目線を合わせた育成方針の合意が可能になる。
- 柔軟な閲覧権限の設定が可能
- 管理職や従業員本人、育成担当者などによって個人カルテの閲覧権限を柔軟に設定可能。セキュリティと利便性を両立しながら、組織の運用ポリシーに合わせた設定ができる。
キャリアマップ(6月以降リリース予定)
- 従業員別の職種や職務ごとの習熟度を見える化
- 電気設計や機械設計などの職種や職務ごとに「初級→中級→上級→エキスパート」といったステップアップと、各ステップアップに求められるスキルや資格、経験などの要件を設定できる。各従業員がそれらの要件をどの程度充足しているかを、組織全体で一覧化して把握できるため、複数資料の照合や個別確認といった煩雑な作業を省ける。
- 勘や経験則に頼らない、数値に基づく育成を実現
- これまで上司の経験や感覚に頼りがちだった成長の把握を、必要なスキルや資格、教育の取得率(%)として客観的に管理可能。評価の根拠が明確になることで、育成面談での合意形成がスムーズになり、従業員本人の納得感と成長意欲を高める。
- 1人の従業員が複数の職種や職務を担う現場にも対応
- 1人の従業員が複数の職種や職務に関わるケースも職種や職務をまたいで一括で把握可能。業務へのアサインや多能工化を進める現場での育成管理に利用できる。
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