◆ 本連載の前回「ITエンジニア採用に欠かせない原則とは」はこちらから。
採用選考、どうしてる?
みなさんの会社では、どのように採用選考を行っているだろうか。まずは採用選考のやり方を構成する要素について考えてみよう。例えば、次のような観点が思い浮かぶのではないだろうか。
- 誰が選考に参加しているか?
- 誰がどのように採否を決定しているか?
- 応募から採用に至るまでのフローはどうなっているか?
- 評価する項目や、項目ごとの重要度は定義されているか?
- 採用候補者のスキルや人柄を正確に見極められているか?
そもそも採用選考のゴールは、採用候補者を評価して、採用するかどうかを決定することである。評価する人と決定する人は、同じである場合もあれば、異なる場合もあるだろう。また、それぞれ1人で行うとは限らず、複数人で行うかもしれない。
いずれにしても、評価者が評価を行い、決定者がその評価結果を踏まえて決める形が基本だろう。
このとき、評価者にとって課題となるのは、次の2点ではないだろうか。
評価者の課題
- 何について評価するのか?
- 評価したい要素について、どういう方法で見極めるのか?
また、決定者の課題としては次の2点が考えられる。
決定者の課題
- 評価結果をどう解釈するか?
- 何をもって採否を決定するか?
次に、これらの課題を解決するために何が必要となるか、その要素と枠組みを考えてみよう。