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リクルートテクノロジーズの人材育成・評価を見に行こう! | #1

グループの大規模開発を支えるリクルートテクノロジーズのプロマネ専門チーム、人材育成とナレッジ集約は「虎の穴」で

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 リクルートグループのIT専門集団、リクルートテクノロジーズ。連結売上高1兆8000億円超という巨大グループ内において大規模開発プロジェクトを手がけるほか、ITやネットマーケティングに関わるソリューションを提供している。そんなリクルートテクノロジーズのプロジェクトマネージャーが集結するプロジェクト推進部には、「虎の穴」と呼ばれる独自の育成施策があるのだと言う。試行錯誤の末に辿り着いた、同社の取り組みとは? 株式会社リクルートテクノロジーズ ITソリューション統括部 プロジェクト推進1部 兼 プロジェクト推進2部 シニアマネジャーの石原和幸氏に話を聞いた。

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大規模開発だけを担うプロジェクトマネジメントのプロ集団とは

 現在、約70名のプロジェクトマネージャーやSEを擁するプロジェクト推進部。大規模開発プロジェクトを専任する組織として、7年前に発足した。

石原氏「大規模開発はすごく難しいことなのに、1つのサービスに属していると、経験する機会は数年に一度、来るか来ないか。しかし、事業戦略でリニューアルが決まったら、日々サービスを保守・エンハンス(強化)する中で、突然100人体制のプロジェクトを立ち上げることになります。

 当然ですが、日々の保守・エンハンス業務と大規模開発とでは、求められるスキルも手法も大きく違う。人材育成やマネジメントもうまくいきませんでした。そこで、プロジェクト推進部が作られたんです」

石原 和幸氏
石原 和幸(いしはら かずゆき)氏
株式会社リクルートテクノロジーズ ITソリューション統括部 プロジェクト推進1部 兼 プロジェクト推進2部 シニアマネジャー。
2008年新卒入社。入社以来一貫してIT関連職に従事。住宅情報サイト「SUUMO」や結婚情報サイト「ゼクシィ」、新卒採用サイト「リクナビ」など複数のプロジェクトのPMを経て、現在、プロジェクトマネジメント推進部全体をまとめるSMへ。

 特定のサービスに属していると、リニューアルのタイミングはたまにしか来ないが、リクルートグループ全体で見ると、大規模開発のプロジェクトは各所で走っている。プロジェクト推進部ができたことにより、「グループ内で一定額以上の投資をする場合や、規模や人月などから見た“難易度”が一定以上の場合には、必ずプロジェクト推進部を通す」という会社規定が設けられた。

 日々の保守・エンハンスの業務を担うのは、各サービスを担当するエンジニアだ。そこで気になるのが、大規模開発を行う際の指示系統である。

石原氏「大規模開発のプロジェクトについては、僕たちプロジェクト推進部がトップに立ち、各サービスの知見を持ったエンジニアを入れた最適な編成を組むようにしています。いわば、僕たちは傭兵部隊のようなもの。プロジェクトを渡り歩きながら、徹底的にプロジェクトマネジメントの専門性を高めているのです。このスタイルになった当初は反発もありましたが、今では互いの専門性に共通理解を持っているので、あまり問題は発生しなくなりましたね」

 とはいえ、プロジェクト推進部が現在抱える案件は18個にも及ぶ。加えて、グループの成長によるサービスの増加と、EOSL(End of Service Life)対応の増加に伴い、難易度の高い改変が急激に増えている。これにより、5年前は1プロジェクトあたり平均1億円だったところから、今では平均7億円へと各案件の規模が急拡大している。

 これほど大規模な案件になると、開発側とサービス側でコンフリクトが生じるのは必然だ。そのため、プロジェクト体制を決める際には、双方の経営陣を集めたステアリングコミッティで決議が行われるのだという。

石原氏「マネジメントラインを曖昧にすると、責任の所在がどっちつかずになってしまう。それを回避するために、プロジェクトに参加するメンバーは、必ず組織ごとプロジェクト側に異動してもらうなど、細かい規定を積み上げて調整しています」

※印刷用ページ表示機能はメンバーのみが利用可能です(登録無料)。

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この記事の著者

市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

野本 纏花(ノモト マドカ)

フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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