ALL DIFFERENTとラーニングイノベーション総合研究所は、2026年3月24日~5月6日の期間で、2026年度入社の新入社員3849人を対象に意識調査を実施。そのうち、情報通信業の新入社員の特徴を調査・分析した結果を公表した。
主な調査結果は以下のとおり。
評価されたいこと、「自分の成長」が半数以上で他業種より10ポイント以上高い
これからどのようなことで評価されたい(認められたい)かを質問した。
結果、他業種の回答と異なる傾向が見られた。情報通信業では「自分の成長(スキルアップ・知識習得)」が52.6%でトップになり、他業種より10.9ポイント高くなった。一方で、他業種では「取り組み姿勢(努力・頑張り・素直さ)」がトップとなり、情報通信業より7.2ポイント高かった。
20代の時間の使い方、「プライベート」「自己投資」を重視する傾向
20代の時間の使い方に対する考えを質問した。
最も回答割合が高かったのは「仕事とプライベート優先」で22.9%となったが、この割合は他業種より6.4ポイント低い結果だった。
次に回答割合が高かった「プライベート優先」は20.8%で、他業種より2.1ポイント高かった。また、「自己投資とプライベート優先」は14.1%で、他業種より6.9ポイント高い結果となった。
働く時間、「定時に帰りたい」が半数で他業種より8.5ポイント高い
今後3年間の会社での労働時間について質問した。
結果、情報通信業の新入社員のうち、50.0%が「定時に帰りたい」と回答した。この割合は他業種より8.5ポイント高い結果だった。「週に2~3回の残業までなら構わない」(38.7%)、「毎日残業でも構わない」(3.5%)、「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」(7.8%)などの残業がある働き方の項目に関しては、すべてにおいて他業種より低い割合となった。
成長に必要なもの、他業種より「上司からのフィードバック」求める傾向
自分が成長するために必要なものは何だと思うか質問した。
結果、「仕事を通じた成功体験」が62.6%でトップになった。他業種でもこの項目がトップだったが、情報通信業においては5.7ポイント低い結果となった。
また、他業種とは2位と3位が逆転しており、「上司や先輩からの事後のフィードバック」(58.8%)が他業種より4.4ポイント高く、「仕事を通じた失敗体験」(54.0%)は5.2ポイント低い結果となった。また、「振り返りの習慣」(43.8%)は他業種より5.0ポイント高い結果となった。
勤続意向、他業種より低く58.8%だが、7年間で増加傾向続き、過去最高の割合
次に、今の会社で働き続けたいか、勤続意向について聞いた。
結果、「できれば今の会社で働き続けたい」が58.8%で他業種より9.4ポイント低い割合となった。一方で「そのうち転職したい」は17.3%で他業種より5.8ポイント高い割合となった。
同様の質問について、過去8年間の結果と比較したところ、情報通信業の新入社員における勤続意向は7年前より14.4ポイント高まっており、増加傾向が続いていることが分かった。
上記のほか、同調査では以下の点が明らかになっている。詳しくはプレスリリースを参照のこと。
- 将来担いたい役割、「専門職」志向がトップで他業種より7.7ポイント高い
- 専門職志向の理由、「いざというときに専門性を活かしたい」がトップで64.0%が回答
- 長く働きたいと思う会社の雰囲気・文化、「学び・自己成長を支援」が他業種より10ポイント以上高い
- 会社に期待するキャリア形成支援、他業種より「セミナーや勉強会」求める傾向
- 今の会社で働き続けたいと思う条件、「職場の人間関係が良い」が6割でトップ
調査概要
- 調査対象者:当社が提供する新入社員研修に参加した 2026年度入社の新入社員
- 調査時期:2026年3月24日~5月6日
- 調査方法:Web・マークシート記入式、または自記式でのアンケート調査
- サンプル数:3849人(うち、情報通信業808人)
【関連記事】
・卸・小売業の新入社員「今の会社で働き続けたい」が約7割で他より高め—ALL DIFFERENT調べ
・3割の企業が入社式で「新入社員の定着」を意識 「『長く働きたい』と思うきっかけに」の声—学情調べ
・2025年新入社員意識調査、就社志向が過去最高の70%に 育成側の疲労感も浮き彫り—JMAM調べ

