JP1は、大規模なエンタープライズシステムなどの監視・管理で多く利用されてきた歴史のあるツールです。現在も同分野では大きなシェアを持っています。今年1月にリリースされた新版Version 11では、JP1をSaaS(Service as a Service)形態での提供を開始し、サーバーを用意しなくてもJP1が利用可能になりました。
JP1の開発元である日立製作所では、JP1の知識やスキルを認定するJP1技術者資格認定制度も運営しています。本書は、同制度のエントリーレベル資格「JP1認定エンジニア」の取得を目指す方のための最新学習書で、JP1 Version 11に対応しました。中ではJP1の製品カテゴリーに従った章立てと、図や画面を多数掲載することにより、入門者でもイメージしやすいように構成しています。試験対策として、章末に練習問題、巻末に模擬試験(3回分)を収録し、実践的な「テキスト+問題集」となっています。
なお、JP1技術者資格取得者だけがアクセスできる限定サイトがあり、JP1の構築、運用に役立つ便利な使い方、設定方法などを紹介する「知って得する!JP1活用術」や、JP1の構築に役立つワークシートをサンプルとして公開している「使って得する!JP1構築ワークシート」、ならびに取得者限定セミナーの案内など、さまざまな特典メニューを提供しているそうです。業務でJP1を使用しているが資格はまだ持っていない方は、本書を片手に取得にぜひトライしてみてください。