「JDream Expert Finder」は、日本最大級の科学技術文献情報提供サービス「JDreamIII(ジェイドリーム スリー)」の論文データを活用した研究開発支援サービス。JDreamIIIの膨大な論文情報から、研究者の専門性、研究推進力、共同研究実績などを解析し、利用者の課題解決に最適な研究パートナーの探索を実現する。また、産学官連携プロジェクト「ライフ インテリジェンス コンソーシアム(LINC)」とジー・サーチの共同研究の成果である「将来パートナーとして期待される研究者の探索」機能も備える。
具体的には、JDreamIIIに収録されている3800万件以上の論文・学会発表情報を複雑ネットワークの理論に基づいて解析を行い、約100万人の研究者データベースを構築して、研究キーワード・実績(論文・共著者・人脈図など)のレポートを提供します。また、論文には明記されない研究者の特徴(課題解決力、年齢、活動量、人脈など)をAIにより抽出し、企業の技術課題を解決するのに最適な研究者探索を提供する。
また、「将来パートナーとして期待される研究者の探索」機能は、JDreamIIIに収録されている論文情報の共著情報をもとに、論文の各著者が他の著者との関係性においてどの程度中心的であるか(媒介中心性)を解析し、その年次変化から各著者の将来性を予測する。予測データは、千葉商科大学・東京電機大学・東京工業大学が共同開発した手法(注3)により生成。ジー・サーチはこの機能により、日本の若手研究者の早期の発掘、活躍を支援するとしている。
JDream Expert Finderは8月30日より提供開始。ジー・サーチは2021年度までに年間売上2億円の売上を目指す。