関西で必ず候補に挙がる企業を目指した
――御社の事業を簡単に教えてください。
独自に開発したAIエンジンを搭載したソリューションを主に医療・産業向けに展開するスタートアップ企業です。少量のデータからでも解析が可能な「スパースモデリング」を中心技術に据えています。
――すると、御社が求めるエンジニアの人材像はどのようなものになりますか。
まずはデータサイエンティストですね。シニアレベルの方と「育成枠」の方です。 弊社では社内でデータサイエンティストを育成する仕組みを持っていまして、エンジニアとしてのバックグラウンドをお持ちでこれからデータサイエンティストとしてキャリアを築きたいという方を、育成枠として募集しています。
もう1つ、「エッジエンジニア」というポジションも用意しています。スパースモデリングはディープラーニングとは異なり、低電力のマシンの上でも動かせるという特徴がありまして、例えば、ウェアラブルデバイスやカメラなどに組み込むことが可能です。そうしたエッジデバイスにシステムを組み込む、一般的には組み込みエンジニアと呼ばれる職種のエンジニアですね。
――そのエンジニア募集ですが、Wantedlyを通じて正社員を6名、インターンでも8名採用できたと聞いています。どのように募集をかけて成功したのでしょうか。
弊社は京都という地方にある上、知名度がない中で採用活動をしなければならないという状況でした。ただ、関西でそうしたポジションを探されている方にとって、弊社が選択肢の1つとして自然と挙がってくることを目指そうと。そのために1年前から、Wantedlyを利用した採用活動を始めました。
具体的には、弊社のユニークさを訴えていくしかないということで、京都の企業であることや、技術力、育成する体制があることなどをアピールしました。また、弊社のようなスタートアップ企業を転職先候補の1つに入れるという方に向けては、何でもチャレンジできるといった環境を公開していく必要があるだろうと、弊社メンバーのインタビューや普段の働いている様子をWantedly Feed(ストーリー)に掲載するなど、できるだけありのままを見せることを意識しました。
また、弊社は海外展開をしており、メンバーの4分の1が海外出身というインターナショナルな環境です。国籍問わず採用活動を進めているため、海外出身の方に向けてWantedly Feedに英語で書いた記事を掲載したりしました。
――御社のWantedlyページ(私たちについて)を拝見しますと、カルチャーやビジョンなどを事細かに書かれているように見受けられました。
はい、そこは一番意識しているところかもしれません。今、AIなどに関わりたいと考えるエンジニアさんは大勢いらっしゃると思うのですけど、「ハカルスでなければいけない」と思う方にお会いしたいんですね。良い悪いではなくて、弊社のミッションに共感できない方は、お互いに時間を無駄にしないためにも、(Wantedlyページを見て)候補から外していただくのが良いかなと思っています。