中途入社の約2割がWantedly経由
――御社の人材採用において、Wantedlyはどのような位置づけですか。
田鍋麗氏(以下、田鍋):私たち人材採用部では、媒体の記事発信や、社内の事業ごとの求人の取りまとめ、またミートアップの開催など、さまざまな人材採用関連の活動を行っています。Wantedlyもその中の1つですが、利用する媒体としての比重はかなり大きいですね。実は私自身もWantedly経由でマネーフォワードに入社しました。
Wantedlyを使うようになったのは2013年からで、すでに7年目です。Wantedlyに登録している候補者はベンチャー志向が強く、当社の人材ニーズと合致していたことが、利用を始める大きなきっかけになったようです。
――現在、Wantedly経由で入社する人の割合はどれくらいですか。
田鍋:2019年度に中途入社したのは約200名で、その約2割がWantedly経由です。私が担当するエンジニア、デザイナーに絞っても、年間20名近い採用につながっています。数ある採用チャネルの中でも大きな割合を占めており、当社の採用活動におけるWantedlyの存在感は大きいです。
――御社ではどのような人物をエンジニアとして採用したいと思っていますか。
田鍋:まず「サービスづくりが楽しい人」ですね。当社ではバリュー(大切にしている行動指針)として、「User Focus」「Technology Driven」「Fairness」の3つを掲げています。
開発分野では、この中でも特に「User Focus」を重視しています。具体的には、「本質的な課題の解決」(ユーザーが抱える課題は何で、それをどう解決するか)と、「新しい技術価値の理解」(課題解決のためにどんな技術を利用できるか)という2つの側面から、「何がユーザーのためになるのか?」を念頭に置いてサービスづくりに取り組める人が、私たちの求めるエンジニア人材です。言い換えれば、「人が喜ぶサービスづくりが好きな人」でしょうか。
もちろん、新しい技術をいち早くサービスに応用する手腕も必要です。しかし、それにも増して、自分が開発したプロダクトでお客様が便利になったり、世の中が良くなったりしていくことを何よりうれしく思う。私たちとしては、そういうマインドを持ったエンジニアと一緒に仕事ができることを願っています。