HRzineを運営する翔泳社より、7月14日(月)に書籍『「円満退職請負人」が教える! 全員が幸せになる「トラブルなし」で問題社員に1ヶ月で辞めてもらう方法』が発売となりました。
本書では、職場にいる「問題社員」への対応方法を、企業側の退職代行サービス「Resgent(リスジェント)」を提供している弁護士の西脇健人さんが解説します。
皆さんの職場にも、下記のような問題社員がいないでしょうか。ですが、どれだけ辞めてほしくても、法的なリスクや精神的なストレス、他の様々なトラブルを考えると、なかなか対応できずにいる企業は少なくありません。
- 遅刻、欠勤を繰り返し、他の従業員の士気を下げてしまう人
- 成績は優秀だが「俺が稼いで食わせてやっているんだ」などと発言し、まわりを委縮させる人
- 会社や上司の指示に従わないで、なにかあると「パワハラだ!」と騒ぎ出す人
- パワハラやセクハラを日常的に行っている上司
こうした悩みを解決するために、本書では法的な手続きだけでなく、「本当に会社を辞めてもらうべきなのか」という判断指標、円満に辞めてもらうための準備、スピーディな退職までの流れ、さらにその後の組織再編の方法まで、網羅的に説明しています。
「円満退職請負人」と呼ばれる西脇さんが実践してきた「再現性のある手法」をまとめていることから、どんな企業でも活用できる内容です。
問題社員によって仕事が回らず生産性が落ち込んでいる、優秀な社員のほうが辞めてしまうといった課題に直面している方に、本書をおすすめします。
目次
序章 問題社員ってどんな人? その特徴とまわりに与える影響
■これがTHE問題社員 問題社員の特徴とは?
■問題社員がもたらす損害と失われる機会
第1章 「解雇」に関する法律と、その法的リスクを知る
■日本の法律における「解雇事由」は非常にあいまい
■「解雇」に関する法律を確認して円満退職への心を決める
■解雇等に伴うリスクと負担を正しく理解し、それを回避する方法を探す
■コラム 懲戒解雇と普通解雇、何が違うの?1
第2章 問題社員の「クビ切り」は「覚悟」が8割! 覚悟を決めるためのマインドセット
■何が違う?「解雇」と「円満退職」
■円満退職のメリット、デメリットを整理して決意を固める
■その問題社員、本当に辞めさせたい?「経営者自身の意思」を確認する
■コラム 懲戒解雇と普通解雇、何が違うの?2
第3章 「クビを切る」と決意した日からすぐにはじめる、準備の3つのステップ
■円満退職に向けた3つのステップ
■ステップ1 「証拠」を集めて事実関係を明らかにする
■コラム 懲戒処分って何?
■ステップ2 決行の「Xデー」を迅速に決める
■ステップ3 交渉当日に必要な書類をあらかじめ準備しておく
■「引き継ぎは不可能」と理解した上で現場の混乱を最小限に抑える方法
■コラム 競業避止義務
第4章 Xデー当日の具体的な交渉方法と交渉に適した環境づくり
■いよいよXデー当日、交渉に備える
■交渉に理想的な環境を準備する
■実際の交渉時に効果的な「話す」テクニック
■万が一、交渉が失敗してしまったらどうすればいいのか?
■コラム 口が達者な営業マン問題社員と交渉できる気がしません
■「円満退職」が成立したらすぐにもらうべき書面、備品、社会保険関連
第5章 問題社員の退職を活かし、新たな組織文化の構築を目指す
■「問題社員」が突然消えた理由は全員知る必要がある
■問題社員解雇の旨は、必ず責任者が従業員全員に話す
■問題社員の退職がもたらす組織の風景変化とそのポジティブな影響
■もう失敗しない!「新たな従業員」の採用における留意点
■従業員とのコミュニケーションがしっかり取れていますか?