CCNP Security(Cisco Certified Network Professional Security)は、Cisco製のルータやスイッチなどで構築されたネットワーク環境のセキュリティを確保し、トラブルシューティングに当たるエンジニアの職務内容に求められる知識とスキルを認定する資格。取得には、エントリーレベルの「CCNA Security」資格を取得した上で、以下の試験に合格する必要がある。
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SITCS(Implementing Cisco Threat Control Solutions)試験
(試験番号:300-210 SITCS)※v1.5の場合。v1.0の試験番号は「300-207J SITCS」 -
SENSS(Implementing Cisco Edge Network Security Solutions)試験
(試験番号:300-206J SENSS) -
SISAS(Implementing Cisco Secure Access Solutions)試験
(試験番号:300-208J SISAS) -
SIMOS(Implementing Cisco Secure Mobility Solutions)試験
(試験番号:300-209J SIMOS)
これらのうち、今回CCNP Security SITCSの試験およびトレーニングがv1.0 からv1.5に改訂された。v1.0の終了予定日である2016年12月31日までは、v1.5の試験(300-210 SITCS)、v1.0の試験(300-207 SITCS)のいずれかを選択し受験できる。
v1.5での変更点
v1.5試験では、Cisco FirePOWER NGIPS(Next-Generation Intrusion Prevention System)やCisco AMP (Advanced Malware Protection)が試験範囲に追加される一方、出荷停止になった製品を対象としていた試験範囲が削除された。
- 【削除】Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) CX Firewall Module
- 【削除】Cisco Intrusion Prevention System (IPS)
- 【追加】Cisco FirePOWER Next-Generation Intrusion Prevention System (NGIPS)
- 【追加】Cisco Advanced Malware Protection (AMP)
出題内容も次表のとおり、従来の6領域から5領域へと縮小された。ただし、出題数やボリュームなどはv1.0と同じとしている。
SITCS v1.5試験の試験時間は90分で、65~75問が出題される。受験料は3万円(税抜き)。受験の申し込みはピアソンVUEにて。なお、現在は英語試験のみが実施されており、日本語試験の開始は未定。