LiftBaseは、11月1日より、社員紹介(リファラル)採用をAIと関係データで自動化し、企業の採用活動を文化として定着させるプラットフォーム「HR Quest(エイチアールクエスト)」の正式提供を開始した。
多くの企業ではリファラル採用を進めようとしても、「紹介をお願いしても社員が動かない」「紹介しても質が安定しない」「紹介後のフォローが続かない」などの課題に突き当たることが多い。また、採用難が深刻化する中、入社後の活躍や定着率の向上を重視した採用も必要になっている。
HR Questは、こうした課題を解決するため、コア人材(社内で成果を出し影響力を持つ社員)を起点にした紹介ネットワークを可視化・活用。企業が「人と関係の力」で採用を強化できる仕組みを提供する。
具体的には、AIが紹介候補の発見から進捗管理・分析までを一貫して支援する。主な機能は次のとおり。
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- フリーテキスト形式、画像で社員が気軽に候補者登録(名刺・SNSスクリーンショットも可)
- HR Quest上のチャットで紹介したい人を入力すると、AIが候補者情報を自動で整形・保存する。
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- Google連絡先・社内接点データを活用し社員ネットワークを自動解析
- AIが「誰がどんなつながりを持っているか」を可視化し、紹介候補を自動的にリコメンドする。
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- ワンクリック共有
- 求人や社内記事をワンクリックでLINE・SNS・Slackに共有可能。QRコードでの発信もできる。社員の紹介行動のハードルを限りなく抑える。
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- 人事ダッシュボード
- 紹介数・応募率・採用率・紹介者別・部署別などのデータを自動集計し、リファラル活動をリアルタイムで可視化する。
同社は今後、AIによる候補者サジェスト機能、コア人材の自動検出、アルムナイネットワーク連携などを、HR Questに順次実装する予定。将来的には、社員・アルムナイ・ファンが循環的に紹介を生み出す「リファラルエコシステム」の構築を目指し、採用を単なるオペレーションではなく、経営資産としての“関係のデータ化”へと進化させていくと述べている。
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