ウィルオブ・パートナーは、企業で人事・採用職として働く全国の20歳~59歳の男女416名を対象に、「リファラル採用に関するアンケート調査」を実施した。
81.4%の企業がリファラル採用を実施
「リファラル採用という言葉を知っているか」と聞いて「知っている」(64.7%)と回答した人に対し、「あなたの従事する会社ではリファラル採用を実施しているか」と質問したところ、81.4%が「実施している」と回答した。

また、「リファラル採用を実施している」と回答した人に「リファラルでの採用実績はあるか」と聞いたところ、91.8%が「採用実績あり」と回答した。リファラル採用の制度の導入だけではなく、採用に一定の成果が出ている企業が多いことが分かる。

最大の課題は「社員への広報不足」
「リファラル採用を実施・検討する上での課題」を聞いたところ、「社員への広報ができていない」(33.%)が最も多く、次いで「成果が出ない・出るか不透明」(30.9%)、「社員の協力が得られない」(30.1%)という結果となった。リファラル採用の制度や採用実績一定数はあるものの、社内に制度が浸透していないことが課題の企業が多そうだ。

リファラル採用専用のシステムは56.6%の企業が導入済み
「リファラル採用専用のシステム・ツールを利用しているか」と聞いたところ、56.6%の企業が導入済みと回答した。すでに半数以上の企業が利用しており、制度の普及とともにツール活用も本格化してきている状況が明らかになった。

なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査概要:リファラル採用に関するアンケート調査
- 調査期間:2025年7月22~28日
- 調査方法:オンライン上でのアンケート調査
- 調査対象:人事・採用職として働く20~59歳の男女
- 有効回答数:416
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