G検定は、ディープラーニングを事業で活用する人材向けに実施されている資格。ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材であることを認定する。
G検定の通常の受験料は、一般が1万2000円、学生が5000円だが、2020年7月4日(土)に行われる次回試験に限り、半額の一般6000円、学生2500円にする(価格は全て税抜き)。受験申し込みの受付は5月15日より開始の予定。試験の詳細は同日にJDLA公式ホームページにて案内される。
今回の施策の背景について、日本ディープラーニング協会(以下、JDLA)の理事長である松尾豊氏は、「新型コロナウィルスの感染拡大により多くの国民が自宅に留まることを余儀なくされ、在宅時間が長期化しています。一方で、通勤時間や接待などに取られていた時間を自宅で有意義に過ごすことも可能であり、こんな時こそ学習に向かう絶好のチャンスと捉えていただきたい」と説明。
さらに、「ディープラーニングを学習することにより、AI人材として自身の市場価値が飛躍的に高まることも認識して欲しいです。コロナの影響により、対人コミュニケーションを始め様々なもののオンライン化、デジタル化が加速するのは自明です。過去を見渡しても、チャンスは常に世の中の変化により生まれてきました。コロナによる不安を学習で払拭するためにも7月4日実施のG検定受験料を半額にし、皆さんの学習をサポートしたい」と述べている。
なお、JDLAでは「#今こそ学ぼう」と銘打ち、JDLA認定プログラムの実施事業者が無料公開する学習コンテンツを積極的に紹介し(紹介ページ)、ディープラーニングを学習する方々を支援している。一部、G検定向けコンテンツも含まれているという。