シングラーは、面接に特化した同社の人材分析サービス「HRアナリスト」が、パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」の中途採用支援システム「doda Assist」との連携を強化したことを、7月9日に発表した。これにより、HRアナリストで分析を行うための事前アンケートを受けている応募者の分析結果を、doda Assistの管理画面から閲覧することができるようになった。
これまでも、dodaの人材紹介サービスを利用している企業は、HRアナリストを無料で使うことができた。しかし、HRアナリストへの申し込みが別途必要なことや、履歴書などの応募者情報とHRアナリストの応募者情報が一元化されていないことで、分析結果の取得に手間がかかっていた。
HRアナリストは、面接に特化したクラウド型人材分析ツール。HRアナリストを利用することで、企業は応募者へのアンケートの依頼・回答・分析結果の閲覧などを一気通貫で実施でき、面接前に応募者の思考パターンや行動原理、社内で似ているタイプの社員を抽出することなどができる。また、応募者ごとに応募者の入社意欲を高める面接設計、コミュニケーション施策など、約1万7000通りの戦術をもとに出力された面接マニュアルを利用することで、質の高い面接を実現できる。導入企業では、内定辞退率が前年比で平均約10%改善する効果も出ているという。