マイナビは、2022年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生を対象にした「マイナビ2022年卒大学生インターンシップ前の意識調査」を発表した。本調査は2018年から実施し、今回で3回目となる。調査期間は6月19日~6月30日で、有効回答数は1万0672名(文系男子1877名、文系女子5544名、理系男子1442名、理系女子1809名)。
2022年卒大学生が初めてインターンシップに応募や申し込みをした時期について、2020年6月以前と回答した学生は80.7%であった(2020年3月以前、4月、5月、6月の合計)。約8割の学生が申し込みを済ませており、インターンシップへの参加意欲の高さがうかがえる。
インターンシップの形式について、Webと対面どちらがよいか聞いたところ、「対面がいい」と回答した学生が最も多く44.8%で、「どちらでも構わない」と回答する学生は38.5%だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除を受け、外出自粛の段階的緩和がステップ2に移行した6月19日以降に本調査を実施したこともあり、対面を望む声が多かった。一方で、「どちらでも構わない」「Webがいい」という回答も一定数あった。外出自粛で授業のオンライン化などが進んだことも受け、学生の中ではWeb化へのハードルが下がっていることも見受けられる。
インターンシップ先を選ぶ際に就職活動を「常に意識している」割合は年々増加し75.2%(前年比6.4ポイント増)となった。現行のスケジュールに変更となって以来、志望先企業を検討する時間が短くなったため、インターンシップを通して志望先企業を見極めていると推察される。
在学中のインターンシップ希望参加社数は平均8.1社となり、前年より3.0ポイント増加した。2020年卒の回答(4.2社)と比べると約2倍に伸びており、インターンシップ参加意欲が年々高まっていることがうかがえる。特に今年の調査では、新型コロナウイルス感染拡大の収束が不透明なことから、できるだけ多くのインターンシップに参加し、事前に情報を得たいと考えている学生も多いのではないかと、マイナビは述べている。