日立ソリューションズは、Workday Inc.(以下、ワークデイ社)と、エンタープライズの人事向けクラウドサービス「Workday」(以下、ワークデイ)の販売代理店契約を締結した。提供価格は個別見積。販売開始日は2020年9月1日。
ワークデイは、人事管理をはじめとする豊富な機能を提供するクラウドサービス。日立製作所も2018年にワークデイを導入し、グループ企業への展開を推進している。日立ソリューションズは、同社が提供する人事総合ソリューション「リシテア」とワークデイを連携させることで、グローバルで統合された人事管理と日本の法規制に対応した就業・給与管理をワンストップで提供する。
企業のグローバル展開や人材の多様化が進む中、社員一人ひとりの特性を生かしたダイバーシティ経営の実現に向けて、柔軟な働き方の下での公正なパフォーマンス管理、経験や能力に応じた適正配置は、企業の重要な経営課題の1つとなっている。企業がこのようなことを実現するためには、人事・給与や就業状況、スキル習得、キャリア開発などを統合的に管理していく必要がある。
しかしながら、グローバル標準での人材管理と、国の法律に基づく就労管理を、同時に、きめ細やかに対応できるシステムやサービスが少ないのが現状。このような中、日立ソリューションズは企業や社員の働きがいを支援していくため、ワークデイをラインアップに加え、リシテアと連携することになったという。
ワークデイの特徴は次のとおり。
- グローバルな人事戦略の実現を支援
- グループ全体の従業員情報を1つのプラットフォームで統合管理
- 従業員の自律的なキャリア形成を実現
- 世界高水準のセキュリティレベルとSLAを確保したクラウドサービス
ワークデイAPJ(アジア太平洋地域および日本)担当プレジデントのデビッド・ウェブスター氏は、日立祖シューションズとの提携について、「不測の事態に備え、柔軟かつ迅速に対応できるクラウド型プラットフォームへのニーズが高まる中、私たちは日立ソリューションズと共に、日本における人財管理のデジタルトランスフォーメーションの促進や、従業員エクスペリエンスが向上する働き方の実現をめざします」と述べている。