ピースマインドは、職場のパワーハラスメントの現在と将来のリスクを把握し、予防するための新尺度「パワハラ・インデックス」を開発し、ストレスチェックのオプションサービスとして提供を開始した。
パワハラ・インデックスは、九州大学入江正洋准教授らによって開発された信頼性と妥当性のある「職場パワーハラスメント尺度」を採用したもので、厚労省のパワハラ概念に準拠し、①パワハラ行為・態度・状態の有無、②それらがパワハラに該当すると思うかの認識を測定する。
パワハラ・インデックスの特徴は以下のとおり。
- 「明確なパワハラ行為や、パワハラに類する態度・状態が現在あるか」を測定することで、現在のパワハラリスクを明らかにすることができる。
- 「明確なパワハラ行為や、パワハラに類する態度・状態をパワハラと認識しているか」を測定することで、パワハラ被害が報告されず将来的に顕在化する/行為者として将来パワハラ行為・態度・状態をとるという、将来のパワハラリスクを明らかにすることができる。
- 現在/将来的なパワハラリスクが高い組織が明らかになることで、各組織の状況に応じて、緊急対応策や発生予防策を実施できるようになる。
- ストレスチェックと組み合わせることで、ストレスやパワハラについての全社調査を複数回実施する負荷を軽減しつつ、パワハラが組織のストレスやワークエンゲイジメントに与える影響を検討できるようになる。
ピースマインドでは、パワハラ対策の法制化対応をはじめとしたハラスメント対策に関する方針、規程、相談窓口の設置などのコンサルティングから、組織課題のアセスメント・分析、事案発生を未然に防ぐための研修等の予防施策、そしてハラスメント事案が発生した際の被害者ケアと行為者へのコーチングなどまでをトータルに支援し、企業のリスクマネジメントと職場改善を包括的にサポートしていく。