人事資格認定機構(HRAI)は、SHRM(シャーム)の日本語プログラムならびに人事資格付与を開始する。第1回は1月28日・29日で、会場は国際文化会館(東京・港区)。オンライン受講の選択も可能となっている。
SHRM Essentialsプログラムの原版(英語版)は、これまで世界中で5万人が受講。修了検定合格者には正式なSHRMのクレデンシャル資格が付与される。SHRMは世界で人事の権威として認められており、特にグローバルな環境でビジネスをする場合にその価値が効いてくる。
SHRMがその70年を超える歴史で、英語以外の言語で資格研修・資格付与を行うのは今回が初。日本語で日本にいながらSHRMの講義を受講し、クレデンシャル資格が取得できることは人事教育の革新ともいえる、と人事資格認定機構は述べている。
SHRM Essentialsプログラムは、人事(戦略的・運営的・管理的)の役割の定義をはじめ、どのような人材を迎え入れ、活躍、成長、貢献してもらうのかといった、企業・組織の文化を司る「人事哲学」の重要さを説く。この人事哲学に基づいた教育、評価、報償をシステムに落とし込み、人事制度の構築・運営する。また、経営戦略の重要な役割を担う人事契約、すなわち人事戦略をもったグローバル人事プロフェッショナルの重要性についても学べる。そういった内容から、SHRM Essentialsプログラムは現在人事に携わっている人のみならず、経営者、部下を持つ管理職、これから人事の職を目指す人など幅広いビジネスパーソンに向けたものとなっている。
SHRM Essentialsプログラムの講義は、インタラクションを重視して進められる。ただ聴講するだけではなく、発言・質問・提言などが歓迎され推奨されているという。
2月以降の同プログラムの実施日程は次のとおり。英語での講義や4日間分散コースがある。