採用管理システム「SONAR ATS」を提供するイグナイトアイを子会社に持つThinkingsは、シリーズAラウンドとして、第三者割当増資、および金融機関からの借入により総額9.5億円の資金調達を実施した。引受先はインキュベイトファンド、XTech Ventures、i-nest capital、みずほキャピタルの4社。調達した資金は、SONAR ATSのサービス強化、「SONAR Marketplace」実現に向けた機能開発のほか、人材採用などに充てる予定という。
SONAR ATSはこれまで、採用管理システムとして高い柔軟性と効率性を追求し、さまざまな採用の管理に対応してきた。また、スムーズな情報連携のため、現在22のSaaSとAPI連携している。今後は機能改善や連携サービスの追加などにより、多様な採用課題に対応できる採用管理システムとして、2023年度(2024年7月)中に2000社の企業への導入、2021年度(2022年7月)までに100のHRサービスとのAPI連携を目指す。
また、企業が自社の目的や課題に合った最適なHRサービスを選定し、活用方法を理解し、購入するところまで完結することができる場として、SONAR Marketplaceの開発を推進していく。具体的には、SONAR Marketplaceで購入可能なサービスの追加と、購買システム開発の2点を進めているという。
なお、2月1日付で、Thinkingsの子会社であるインフォデックスとイグナイトアイは、Thinkingsへ合併する。