マイナビは、2022年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施した、「マイナビ 2022年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(1月)」の結果を発表した。調査期間は2021年1月20日~1月31日で、有効回答数は3199名(内訳:文系男子510名、理系男子475名、文系女子1511名、理系女子703名)。
インターンシップやワンデー仕事体験に応募したことがある学生は93.7%(前月比2.5ポイント増)で、参加したことがある学生は84.9%(前月比3.8ポイント増)だった。今年度は新型コロナウイルスや緊急事態宣言の影響があったものの、前年2月時点の参加率(85.3%)と同水準となった。1月の平均応募社数は3.8社、平均参加社数は2.5社で、いずれも前月と同じ数値となった。
インターンシップの開催形式について聞いたところ、Webを希望する学生は合計で39.0%(「絶対にWEBがいい(9.9%)」+「どちらかというとWEBがいい(29.1%)」の合計)だった。一方、対面を希望する学生は37.2%(「絶対に対面がいい(8.5%)」+「どちらかというと対面がいい(28.7%)」の合計)で、本項目の調査を始めた2020年9月以降、初めてWeb形式が対面形式を上回った。1月より11都府県で緊急事態宣言が発令され、外出を控える学生が多かったことや、企業側・学生側ともにWeb形式のインターンシップをうまく活用できるようになり、Web形式の充実感が増していることが理由として考えられる。
また、1月に行った活動について聞いたところ、「企業研究をした」という回答が64.4%で「インターンシップエントリーをした」(61.4%)を上回った。夏の早い段階から活動を始めている学生は、エントリーする企業を絞り込むために企業や業界、職種を研究する段階に入ったと考えられる。