弊社の活動紹介、活動事例
前編の最後に、社内における私の活動を少々ご紹介します。
組織として
近年、ITを取り巻く世の中の価値や観環境が大きく変わってきました。特に、スマートフォンが普及したここ数年での変化は、速さの面でも大きさの面でも驚くばかりです。小型コンピュータであるスマートフォン、多種多様なSNSやそれを取り巻くサービス、GoogleやAmazonのようなクラウドサービスなど、本当に大きく変わりました。それに伴い、あらゆるものの使い方も考え方も大きく変わりました。
そのような世の中の流れの中で、私が勤務するようなSI企業でも、システム構築の選択肢としてクラウドサービスが含まれるケースが増えてきました。とはいえ、クラウドサービスを使う場合であっても、システムのOSはLinuxが主流です。つまり、クラウドサービスが普及してきて新しいものが出てきているものの、Linuxの知識やスキルは活かせます。Linuxを使用するシステムの数が増えていると考えれば、Linuxスキルが今まで以上に重要になり、かつ活躍できる場が広がっているということできます。今後は当たり前に求められるスキルになるかもしれません。
そんな中、私が所属している部門でもLinux技術を基礎スキルと位置付け、若手を中心として基礎スキルの向上を図っています。特定の条件を満たす社員にはLPICレベル1の取得を義務付けるなど、取得推進も強化しています。受験料を会社が支援するほか、学習方法のアドバイスや不明点のフォローなどを私を含めた数名の担当者で行っています。まだ道半ばではあるものの、LPICレベル1合格者が徐々に生まれつつあります。
個人として
私が主催したものもそうでないものもありますが、有志で行った活動もいくつかあります。Linuxに関係したものでは次のような活動を行ってきました。
- OSS研究会
- 実業務で活かすことを想定したOSS全般の実機検証
- OSS-DB勉強会
- LPI-Japan認定のOSS-DB資格合格のための勉強会
- クラウド基盤
- 来るべきクラウド基盤の使い方、業務での活用方法などの検証
活動内容の成果とは別にも得るものがありました。普段の業務では全く接することのなかった人との交流が生まれ、業務やLinuxのことなどで困ったときに情報交換できる仲間ができました。また、参加メンバーそれぞれが活動とは別の本来の業務を持っており、活動の目的や意欲もさまざまであるため、思うように運営できず、業務外活動の難しさを体験したことも大きな学びの1つでした。
今回はここまでです。続く後編では、LPIC取得に向けた学習方法を紹介する予定です。