クインテットは、人と組織がビジョンでつながるSNS「Pando(パンドゥ)」を活用し、企業と学生がビジョンを通じて出会える新卒採用サービスをスタートした。
「ビジョン採用」とは、企業と学生がビジョンでマッチングする採用の形。企業は事業の社会的意義や成し遂げたいことを、学生は人生のゴールや意義、社会に向けて果たしたい価値貢献をそれぞれビジョンとして発信する。ビジョンが重なることで生まれる共感や共鳴により両者がつながることで、学生が豊かな人生を送り、組織がさらに社会に価値をもたらすことを目的としている。
ビジョン採用の特徴は以下の3つ。
- 履歴書以上のプロフィール
- 人物像や活動内容が詳しく分かるマイページ。企業と学生が互いに直接コンタクトを取ることが可能。
- 情熱を持って仕事に打ち込む学生
- 自社設立のアカデミーでビジョンを育む、「心から望む仕事」を探求した学生と出会える。
- 組織の成長
- 目的やゴールが一致するため、入社後も意欲的な人材採用を実現。組織の成長が加速する。
企業の採用手法は多岐にわたるが、いずれもテクニック論であるために、企業も働く人も満足いく採用となっておらず、その結果、この20年間で早期離職やエンゲージメントは改善に至っていないとクインテットは主張。採用手法の前に採用の在り方を変えることが、この状況の解決の糸口になると考えてビジョン採用を開始したという。
同社は、「学生が人生の目的や働く意義を探求しながら、自身のビジョンを育み、自分なりの価値観や答えを明確にする。その上で、それが実現できる企業とのビジョン(理念)でのマッチングを広め、働く人も組織も納得できる自分で活動できる社会の実現を目指す」と述べている。