EY Japanは、昨年度に引き続き、「新卒採用トレンドサーベイ2021~コロナ禍における学生と企業の意識ギャップ~」を発表した。
同調査は2019、2020年に引き続き、EY Japanが日本の学生322名(就活終了者/未修了者)および企業358社(含 経団連加盟企業:これまでの就活ルール対象企業133社)に対して、2021年1月8日から1月18日に行ったオンラインサーベイであり、コロナ禍、デジタル化、就活ルールの変更などの影響を受けて、企業が予定する対応方針および学生側からの期待・要望と、それら差異の傾向をまとめ、新卒採用の未来に関して解説したものとなっている。
今回の調査要点は次のとおり。
- コロナ禍を受け学生はより安定化志向へ、特に理系の学生ほどその傾向は強まる
- 社会全体でDX化が加速する中、企業は学生にテクノロジーの素養を期待。一方、学生の多くは、テクノロジー関連の知識習得の取り組みを行っていない
- コロナ禍を受けたオンライン就活の評価は企業・学生共に出来ていないが、ミスマッチリスクを感じている
同調査の詳細な結果は、EY JapanのWebページを参照のこと。
なお、EY Japan ピープルアドバイザリーサービス(組織・人事コンサルティング部門)のパートナー高柳圭介氏は次のように述べている。
「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の蔓延により、新卒採用は大きく変化した。しかし、このプロセスが企業と学生の双方にとって、お互いを理解するための重要かつ貴重な接点であることに変わりはない。本調査がWith/Afterコロナの新卒採用をより良いものにしていくための一助となれば幸いだ」