今月の注目書籍
初登場で第2位の『人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~欧米のモノマネをしようとして全く違うものになってしまい続けた日本の人事制度』。著名な雇用ジャーナリストである海老原嗣生氏が、ジョブ型雇用について世間の理解を正すととも、日本型雇用の社会問題を明らかにした上で、日本企業が追求すべき人事制度を示している。人事パーソンにはこのタイミングで一読を勧めたい一冊。
第11位に入った『超ジョブ型人事革命 自分のジョブディスクリプションを自分で書けない社員はいらない』は、『人事の超プロが明かす評価基準』などの著作がある西尾太氏の最新刊。自分がいる職域であればどの会社でもやっていける人材を「超ジョブ型プロフェッショナル」と呼び、そのような人材の育成や受け入れの方法などを説く。ジョブディスクリプション記入フォーマット付き。
第49位の『職場の「感情」論』も上記2冊と同じく3月の新刊。リモートワークで、働く人がお互いに考えていることや感じていることを知りにくい状況が続いていることが、生産性や仕事の質に影を落とすという著者が、何が働く人の感情を動かすのか、どの要素がどのように職場に影響するのか、どうしたら職場環境を好ましい方向へ転じさせられるのかを解説する。
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1位から50位までの全体ランキングについては次のページに掲載している。なお、前月順位についてはデータ取得の方法・仕様により変動する場合がある。