学情は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、内々定率調査(2022年4月度)を実施し、結果を発表した。調査期間は2021年4月23日~4月30日で、840名から回答を得た。
4月末段階での内々定率は52.3%となり、前月比+18.5ポイントと大きく上昇した。前年同時期(39.8%)を12.5ポイント上回る結果となった。前年の4月は新型コロナウイルス感染症による初の緊急事態宣言下で採用活動が停滞したが、今年は一部地域で緊急事態宣言が出ているものの、リモートを交えてのセミナー・面接が順調に進んでいることがうかがえる。
内々定率の文理別は、理系が63.3%で前月比+20.4ポイント、文系が46.6%で前月比+17.5ポイントとなった。理系は6割を超え、前年6月度の結果(62.7%)の水準に達した。
就職活動率は76.3%と、前月から5.8ポイントダウンしたが、内々定率の高さと裏腹に、高い数値を維持する結果となった。このことから、内々定を持ったまま就職活動を継続している学生が多いことがうかがえる。
内々定獲得の平均社数は1.89社(前年同時期比+0.15社)だった。また、現在保有している内々定社数は1.43社となった。