エンワールド・ジャパンは、同社のサービス登録者で、現在、正社員として働いている人を対象に「職場の満足度調査」を実施し、結果を発表した。調査期間は2021年5月20日~5月26日で、1615名から回答を得た。
現在の職場に満足しているかを聞いたところ、43%(外資系企業社員:48%、日系企業社員:40%)が「大変満足」または「やや満足」と回答した。外資系企業社員が、日系企業社員の回答を8ポイント上回った。
年収別に比較すると、年収が高い人ほど職場への満足度が高くなり、年収2000万円以上の人では62%が「大変満足」または「やや満足」と回答した。
現在の職場に「大変満足」「やや満足」と回答した人にその理由を聞いたところ、第1位は外資系企業社員で「在宅勤務・リモートワークが可能」(外資系企業社員:69%、日系企業社員:51%)、日系企業社員で「仕事のやりがい」(同:48%、55%)となった。
その他のフリーコメントとして、外資系企業社員からは「会社の将来性が高い」「組織がフラットで言いたいことを率直に言える」「グローバルの組織に属しつつも社長の右腕として力を振るえる」などの声が挙がった。一方、日資系企業社員からは「全員が生気に溢れている職場で刺激がある」「大企業の安心感がある」「上司との関係性が良好で、仕事のやり方や裁量を任せられているので仕事がしやすい」などの回答があった。
現在の職場に「大変不満」「やや不満」と回答した人にその理由を聞いたところ、第1位は外資系企業社員、日系企業社員ともに「マネジメント(経営層・上司)が信頼できない」だった(外資系企業社員:65%、日系企業社員:63%)。年収別では、「1500万円以上」で「仕事のやりがいがない」が同率1位となった。
その他のフリーコメントとして、外資系企業社員からは「グローバル主導でローカルに権限がない」「日本ビジネスと海外本部との板挟み」「人材育成や採用にビジョンがない」といった回答があった。一方、日系企業社員からは「役職が上がり負担が増えるが、給与が殆ど上がらない」「評価制度は部長の一存で決まるが、昇格は部長と人事部とのパイプの強さで決まるため、出世しやすい部署、しづらい場所の差が大きい」といった回答があった。
職場満足度が仕事への意欲に影響するかを聞いたところ、94%(外資系企業社員:94%、日系企業社員:95%)が「大きく影響する」または「やや影響する」と回答した。また、仕事の意欲を大きく左右する要因について聞いたところ、第1位は「仕事のやりがい」(同:71%、74%)、第2位は僅差で「給与・賞与」(同:72%、71%)だった。