MyReferは、リファラル採用制度のある会社の従業員500名を対象に「リファラル採用リクルーター実態調査」を実施した。その結果について、以下のように述べている。
知人・友人に自分の会社を紹介したことがある「リファラルリクルーター」の特徴として、役職、年収がともに高いほうが紹介している割合が多い傾向にあるといえる。役職は一般社員の22.9%、管理職の35.8%が紹介しており、管理職のほうが13ポイント高い。年収は、600万円未満は25.3%、600万円以上は35.8%が紹介しており、高年収者のほうが10ポイント高い結果となった。
また、知人・友人に自社を紹介したことがある人の49.3%が「会社への当事者意識が高い」と回答している。「人脈が広いと言われる」は32.9%、「知人・友人からキャリア相談を受けている」は28.8%、「知人・友人から転職を誘われることがある」は24.0%という結果となった。
リファラル採用があれば紹介したいと思うリクルーターの割合の調査では、リファラル採用を知ったとき知人・友人を「紹介したい」(15.0%)、「機会があれば、紹介したい」(53.8%)と7割の人が紹介意向を持っていると分かった。
紹介したいと思う理由は、「友人の力になりたいから」(52.6%)、「自分の会社の成長に貢献したいから」(35.5%)と、友人へのホスピタリティと会社への貢献意欲がきっかけになっている。
実際に知人・友人に紹介したことがあるリファラルリクルーターの割合の調査では、実際に知人・友人に紹介したことがある人は3割であった。人数別に見ると、「1人紹介した」(14.6%)、「2~4人紹介した」(12.6%)、「5人以上紹介した」(2.0%)という結果となった。
知人・友人に自社を紹介したリファラルリクルーターの満足度の調査では、実際に知人・友人に紹介した人は、「とても満足」(28.8%)、「少し満足」(59.6%)と、9割の人が紹介してよかったと回答している。
紹介してよかったと思う理由は、「会社の採用に貢献することができた」(47.3%)、「友人のキャリアのサポートができた」(41.9%)、「会社や上司から賞賛や評価をもらえた」(33.3%)、「自分自身の気づきや成長、キャリアの棚卸しにつながった」(30.2%)となっている。会社貢献や友人のサポートだけでなく、3割は自分自身の気づきや成長にもつながったと回答している。